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おばあちゃんちのにおい

祖母から届いたらっきょ。
毎年季節になると電話で宣言とともに届く。

毎年繰り返される「今年が最後になるかもしれんし」というフレーズ。
そうね、そうやろと適当に相槌を打つ非情なワタクシ(笑)
らっきょをどこから手に入れたか、年を経て何が大変になったか云々。

本当にそうなれば軽口を叩くのも終わりで、
届いた途端充満する独特の匂いや、食すときの煩わしさ。
はちみつびんの口は狭く、汁を切れるレードルも入らず、
不精してとると汁が飛び散ったり、多くとれたり。

夏の食事に添えられる箸休めとしてぞんざいに食したり。
いつだったか送られた時点でこばえが入りこんでぎゃーとなったり。

そんなんも終わり。

限りある肉体を持つ人が死ぬのは当然のなりゆきで、
魂が還りその存在は絶えず共にあるといってもたいして慰められる訳でもない。

人の死は2回あり、1回目は肉体、2回目は記憶が消えるとき。

らっきょを前にしみじみと想いをはせる。

ばーさんはよいんでくれとは思ってないから(笑)
薄情な孫を笑ろて長生きして下され。

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